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問題行動と待つ心

子どもの行動には理由があります。・発達上必要な刺激や経験を求める行動・家庭や友人などの環境の影響による行動・子ども自らが主体的な選択を行った上での行動。どのような行動も子どもが起こす行動には何かしらの背景があり、例え問題行動だとしても子どもを頭ごなしで責める事は良い選択とは言えません。子どもへの指導・保育歴が浅いと、子どもが起こす問題行動の表層を見て、起きた事に対しての指導が入りがちです。「なんでこんな事したの!同じ事をされたらどんな気持ちになるか分かる?○○ちゃんに謝りなさい!」その行動の背景を見ず、問題を解決する経験の機会までも奪い、子どもを思考停止にする関わり方です。子どもへの指導・保育歴が長くなると子どもの育ちや想いを組む事...

10Mar2022
  • 不定期連載コラム

雑感(インクルーシブと社会人基礎力)

JOYアスリートクラブ・個別運動塾きららは、定型発達・発達に課題がある子に関わらず、同じ場にいて共に育つ事を目指しています。今の子ども達が大人になる時代ではAIやロボット技術の進展によっていまある職業がなくなる可能性があり、自らの力で仕事や物を作り出す事が必要な時代がやってきます。また、発達に課題がある子も年々増えており、文部科学省は共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の必要性を発信しています。(共生社会とは ※文部科学省HPより)「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り...

26Sep2021
  • 不定期連載コラム

掌を反す

子どもの運動指導も子育ても人の心が関わる事から感情労働な側面が大いにあります。思ったように動かない、大人の意図を理解して動いてくれない子どもの姿を見て大人や指導者は自分の思いを抑えなければいけない場面に遭遇します。そこで大切なのが、あり方です。子どもが育ちに繋がる言葉を選ぶのか、自分の感情を発散させる為の言葉を選んで子どもに伝えるのか。子どもの運動指導を行っていると沢山の子ども達に出会います。準備していた運動プログラムが通用しないなんて毎回です。運動プログラム優先で子ども達に関わると、思い通りいかない子どもの出会った時に声掛けが粗くなります。実際にこんな大人の声掛けを聞いた事もあります。「ちゃんとしないさい」命令「ちゃんと聞ける子は...

12Jun2021
  • 不定期連載コラム

隙間時間

最近の子は・・・とか最近の若い子は・・・・気づかない・自分から動けない・指示待ちよく聞きます。大人になって育つ部分もありますが、幼少期からの主体的な身体活動が大きく影響します。やってみよう・やってみたら出来るかもといった感覚は自らの身体イメージから予測を立てられます。(それ以外もあるのでしょうが)だからこそ豊かな身体活動は必要不可欠です。しかし、現代の子は子ども同士が自然の中で駆け回るなどの環境が整備されているわけではありません。運動量や活動の質を考えた時に学校や習い事の役割は大きいものです。しかし、その大切な時間が「大人が管理しすぎた」「子どもが自ら思考し、チャレンジする事がない」ものであると悲しいものですよね。スポーツをやってい...

14Nov2020
  • 不定期連載コラム

2020年度 運動会

運動指導をしているこども園の運動会が終了。例年と違い、コロナ禍の影響で保育の開始が遅かった事や、子どもの心や体に影響が見られる中、現場の先生方はほんとに頑張っていると感じた運動会でした。運動会では家族が見ているので頑張る姿が多くありましたが、家庭では見せない姿を子ども達は園内で見せます。運動会という晴れ舞台で子ども達が活き活きする為に、教え込みにならないよう、子ども達が主体的になって練習を楽しめるように努力をされています。これについては、見えづらくなかなか気付いてもいづらい部分です。跳び箱が跳べた、ダンスが揃った、かけっこで勝った。これらは見えやすく評価しやすい部分です。それも大切かもしれませんが、子ども達がどう取り組んだのか、どん...

12Oct2020
  • 不定期連載コラム

正しさとは

子どもの運動指導は筋力・運動能力の向上だけではなく、教育的側面や育ちを考慮した関りや環境づくりがが必ず必要です。ひと昔前は運動経験者が経験則から自らが経験した事や教えてもらった事をそのまま子どもに伝える事が多くあったように思います。私の出会った指導者は幸いにも、そういった方ばかりではなく伸び伸びとスポーツを楽しめました。現在スポーツや運動の価値は、体力や運動能力だけではなく、学習効果や思考力、生きる力、コミュニケーション能力など人が育つ上で必要とされる、より良い人生を送る為に必要なものという認識が広がってきました。そういった多岐にわたる価値のあるスポーツや運動、子ども達にどう伝えるかは指導者が学び続ける必要があります。かといって子ど...

27Jun2020
  • 不定期連載コラム

眼差し

先日、兼業農家である実家に草刈りの手伝いに息子を連れて行きました。草刈り中、息子は熱心に蝶を追いかけます。追いかけても追いかけても捕まえられない。汗だくになりながら蝶を見つめます。スポーツでいうゾーンに入った状態でした。草にまみれ、脇目もふらず追いかける姿が親としてとても嬉しく思います私の教室はこんな姿を沢山見たいのです。JOYアスリートクラブは多種目で異年齢が混ざり合う教室です。好きな種目・得意な事はそれぞれ違い、それが難しい所でもあるのですが、私はここに子どものうちに経験しておきたい成長があるような気がしています。教室で沢山の子がゾーンに入る為には、彼らの事を良く知らなければいけませんし、よく観察しなければなりません。だからこそ...

11Jun2020
  • 不定期連載コラム

急いて急かへん

本日現在、新型コロナウィルスによる日本全国への緊急事態宣言の延長が決まりそうです。(5/4に)これによりさらに時代は変わりwithウィルスに向かって加速していくような気配がしています。全体的に良いものになっていくと思いますし、チョイスが増える事は多様性の確保になっていくのでは。と年功序列・上位下達の社会を経験してきた者として若い世代や子ども達の個性の伸びしろを考えて大歓迎したいと思っています。ただ、そのwithコロナ対策が子どもの育ちへの最高のサポートかと言えばハテナが出てきます。彼らの育ちはオンラインが十分なのか。その伸びで彼らが成長した時に周りを幸せに出来るのか。まるで育ちだけ考える事と命を守る事、大きな天秤に乗せられているよう...

02May2020
  • 不定期連載コラム

コロナ禍にできること

4月16日、全国に緊急事態宣言が出てJOYアスリートクラブの本拠地である東広島の学校も休校、スポーツ施設も閉鎖されクラブは休講になりました。これ自体はみんなで協力していかなければいけない事ですので、経営がどうとかといった別軸の考えは全く起こりませんでした。未曾有のウィルス災害。先の見えない状況というのは不安がついて回ります。こども達の心と身体はどうなんでしょうか。自粛期間も庭や田んぼで遊びまわっている。いつも通り学校から学童。1人で留守番感染防止の為室内でゲームやyoutubeご家庭によってこの自粛期間の過ごし方は様々です。私がこのコロナ禍の中で、一番気になっているのは、人が持つ可能性や思考・身体活動に制限がかかる事なんです。この自...

29Apr2020
  • 不定期連載コラム

意見の出し合い・伝え合い

小学生クラスは現在年長〜小学4年生までの多学年が一緒の場で運動します。それによるメリットは様々で、最大限活かせるようにしたいと思っています。その1つが子ども同士の意見出し合い・伝え合いです。運動は思考や想いが抜けた瞬間、人としてのトレーニングではなく動物的なものに寄ってしまいます。自分の意見を出す、人の意見の汲む、それを自分のものとして新たな価値を創る。うまく情報や動きの組み合わせが出来ること運動能力が高いと言えます。とは言え幼い子は自分の主張をどう相手に伝えるかで一生懸命。この日もそうでした。チームでリレーの順番を決める場面。高学年の子達はそそくさと自分の順番を決めて後はほったらかし。残された低学年の子達は戸惑っていました。私は全...

23Mar2020
  • 不定期連載コラム

新型コロナウィルス対応について

新型コロナウィルス対策として、小学校・中学校・高校・特別支援学校が休校しています。JOYアスリートクラブとして、スクールを実施するかどうか随分と考えました。今ある情報は・小中学校、高校、特別支援学校は休校・保育園、幼稚園、こども園、学童は実施・蔓延防止・休校になる事で蔓延ピークを遅らせ、医療体制を整えるまず、こども園の中で行っているクラブは外部から園児以外が参加しない為、検温・除菌を徹底して行う事を前提に変わらず実施が決まりました。では外部で行っているクラブはどうするか。民間の一団体であるJOYアスリートクラブは、実施を個人で判断できます。その為、休校になる前から状況を見て実施で出来るように、体温計・除菌シートなどを用意して開催でき...

04Mar2020

1から99

某タレントが会見の中で「再結成は1~99%の中」「本人たちが知っていればいい事」この2つの言葉を使われました。聞いた瞬間、深く教育にも結び付く言葉だと感じました。今回はその事について。大人や親は子どもがいけない事をやった時、ついつい強く叱る事があります。先日私が体験した事です。大浴場でバタ足をして遊ぶ子どもにきつく叱ってしまう事がありました。「人に迷惑をかけてはいけない」「マナーを守る」成長していく上で必要な事です。しかし、叱っているその瞬間の私の内面は、「100%反省し、理解して次から同じ行動を起こさないように教育しなければいけない」でした。叱った後、バタ足でお湯をかけてしまった方に子どもを連れて謝りに行きました。その方から帰って...

24Feb2020
  • 不定期連載コラム

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